2024年2月、FIBAアジアカップ予選で「ラストウィンドー」と名付けられた日本代表戦に出場した比江島慎選手。長年にわたり日本代表の中心選手として活躍してきた彼が、自ら「一区切り」と語ったこの発言は、ファンやバスケットボール関係者の間で大きな話題を呼びました。
しかし、2025年に発表された日本代表選手に名前が挙がり、日本中が喜びに包まれました。
本記事では、そんな比江島選手のプロフィールや輝かしいキャリア、日本代表としての“ラストウィンドー”での活躍、そして彼の代名詞ともいえる「比江島ステップ」の魅力まで、徹底的に掘り下げていきます。
比江島慎とは?プロフィールとこれまでの経歴
日本代表のエースとして長年にわたり活躍し続けてきた比江島選手。卓越したスキルと勝負強さがある彼は、どのようなキャリアを歩んできたのでしょうか?
基本情報
- 生年月日:1990年8月11日(34歳)
- 出身地:福岡県福岡市
- 身長/体重:191cm/88kg
- ポジション:シューティングガード(SG)
- 出身校:洛南高校→青山学院大学
キャリアの歩み
高校時代に洛南高校でウインターカップ3連覇、青山学院大学でも関東大学リーグやインカレ制覇・MVPを獲得しました。
2013年にアイシン→シーホース三河へ入団。1年目でNBLルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2017–18シーズンにはB.LEAGUE MVPにも輝きました。
2018–19シーズンにはオーストラリアNBL(ブリスベン・ブレッツ)へ初の海外挑戦後、2019年より宇都宮ブレックス(旧・リンク栃木)でチームの中心選手として活躍中です。
代表としての活躍
2012年に日本代表初選出し、リオ五輪予選、東京2020オリンピック、2023年FIBAワールドカップ、パリ五輪(2024)など重要大会で活躍しました。
W杯決定戦のベネズエラ戦では、第4クォーターに17得点を挙げ日本を逆転勝利に導き、「比江島タイム」が話題になりました。
日本代表引退は本当?
当初はパリ五輪(2024)後の引退予定でしたが、練習・準備継続のため代表活動をピリオドベースで継続。アジアカップ予選(モンゴル&グアム戦)を“最後のウィンドー”として参戦しました。
そのモンゴル戦では、18得点5リバウンド3アシスト。その貢献度の高さから「一区切りには惜しい」と評価されています。
富樫勇樹・渡辺雄太らからの声
富樫勇樹選手は「“引退の言葉”が弱くなっている」と指摘し、渡辺雄太選手は「まだ代表ユニを脱ぐのは早い」とSNSで呼びかけ、代表を引退するのはまだ先だと引き止める声が、選手からはもちろん多くのファンからも届いていました。
日本代表復帰?!
2025年アジア杯の日本代表選手が発表されました。なんとそこには比江島慎選手の名前が!!これはファンにとっては嬉しい発表でしたね。やはり代表を引退するにはまだ早いってことですよね!
比江島選手を尊敬する小川敦也選手と一緒に代表でプレーする姿も見たいです。
比江島慎のプレースタイルと得意技
独特のリズムと高精度のシュート力を武器に、観る者を魅了する比江島選手。そのプレースタイルと得意とする技を紹介します。
- 高精度3Pシュート
23–24シーズンでは3P成功率44%を記録し、チームおよびリーグトップの精度を誇ります 。 - クラッチプレイヤー
ベネズエラ戦W杯決定戦の大活躍、Bリーグ川崎戦では残り51秒で5得点の大逆転など、勝負どころでの強さは日本屈指。 - 攻守にわたる貢献
ステップバック含む多彩な得点パターンと、外国籍選手と渡り合うディフェンスもこなす万能タイプ。代表、リーグともに中心選手として存在感を放っています。
比江島ステップとは?神髄に迫る
“比江島ステップ”──それは日本バスケ界で唯一無二と称される、比江島慎選手の代名詞。相手ディフェンスを翻弄するこの独特なステップの魅力と秘密に迫ります。
- リズムで相手を崩す神技
細かいフェイントを含むリズム変化(ポン、ポン、ポポン)がディフェンスを錯覚させ、一気に切り込んで得点。比江島自身も「自分でもうまく説明できないが、自然と出る」と認めています。 - 専門家の評価
元日本代表アシスタントコーチ佐古賢一氏は、「リズム変化でディフェンスを揺さぶるのは比江島だけ」と明言。日本でも唯一無二のステップ技術だと絶賛しています。 - 得点パターンとの融合
得意なドライブだけでなく、ステップバック3Pやフローターとも結びつき、得点バリエーションは多彩。W杯やリーグ戦で何度も“決定打”となる場面を生み出しています。
まとめ|比江島慎選手の今後にも注目!
比江島選手は、2024年の“ラストウィンドー”をもって日本代表としての活動に一区切りをつける意向を示しましたが、2025年に発表された日本代表メンバーに名前を連ね、日本中が歓喜に溢れました。
「りそなグループ B.LEAGUE FINALS 2024-25」では、比江島選手の逆転3Pシュートでチームを勝利に導き、今後も更なる活躍が期待されます。
日本代表、続けて欲しいですね!
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